半衿とは  「雑誌・タレント・テレビ」

和服用の下着である襦袢に縫い付ける替え衿のこと。名前は、その長さが実際の襟の半分程度であることから。

本来の目的は襦袢を埃、皮脂や整髪料から保護するもの(汚れたらはずして洗濯し、何度も使用する)であるが、顔に近い部位に身につけるものであることから着こなしのポイントとして重要視され、刺繍などによる豪華な装飾を施した数十万円近い価格帯の半襟も存在する。

半襟をも下着の一部と考えれば、その一部を見せるのが正式の着用法である点で、世界の民族衣装のなかでも例外的である。

一般的には、縮緬はカジュアル、塩瀬羽二重はカジュアルから礼装まで広く使われるが、普段着などには丈夫で汚れに強い木綿をあわせることも少なくない。最近では、ポリエステルなども多く出回っている。

女性向けのものとしては、戦前は、色衿や刺繍衿が中心であったが、昭和15年に出た、奢侈品等製造販売制限規則をきっかけに白衿が流行、戦後になり色衿が若干復活するも、高度経済成長期の和服の脱・普段着化に伴い、ほとんど白衿一辺倒となった。

現在は、白以外にも、和服の色に合わせて赤、黄、青、緑、桃色、水色、紫など殆んど無数の色が存在する。
update:2009年09月24日